災害救助犬
line
Rescue Dog

1991年日本で初めて富山で災害救助犬が育成されました。いつ起こるかわからない災害のために訓練を続け、能力を維持することは、訓練士のみならず、飼い主、指導手にとっても情熱が必要です。
災害救助犬は空気中に漂う生存者の浮遊臭を捉え、不特定な行方不明者を発見するように訓練していきます。犬にとっては、かくれんぼで遊んでもらってることなので楽しく捜索作業をします。

  服従作業(警察犬と同様)

使役犬(災害救助犬)に服従作業は欠かせません。高度な作業も服従あってのことです。
人間社会で云えば義務教育に当たる大切な訓練です。



脚側行進(命令に従うことを覚える)


遠隔伏臥(いかなる場合も従う)



遠隔停座(離れていても座ります)


遠隔立止(実践に役立つ服従)


  障害作業

災害救助犬が作業する災害地の環境は、不安定な足場や騒音、容易に近づけない危険な場所がほとんどです。高い場所へも怖がらずに上ったり、崩れたガレキの上でもバランスよく歩けるように訓練します。



高所障害(高い所でも怖がらずに行動できる)


シーソー(不安定な所でもバランスをとれる)

このページのトップへ▲

  捜索作業

捜索現場は事前に想定できませんが、大きく分けて災害地での捜索、登山や山菜取りなどでの行方不明者の捜索があります。その他、コンテナによる密航者の探索などにも実績があります。



原野での行方不明者の捜索実践訓練


災害地のビルや瓦礫を想定した訓練



倒壊家屋の下敷きになった人を捜索訓練


コンテナでの密航者を発見するための訓練

  捜索出動

富山県の場合、警察嘱託犬の捜索救助犬として警察に協力して出動します。
一方、当訓練所が自主的にボランティアとして災害救助犬が人命救助に役に立つのであれば、災害地に赴き、レスキュー隊に協力して行方不明者発見のために活動します。



2007,7,16/17中越沖地震への出動


中越沖地震(人がいないことを確認する)


  デモンストレーション

災害救助犬が広く社会に認知され、活動の場を広げるために、積極的にイベント、防災訓練会等に参加して、親しみを感じてもって理解を深めてもらう活動をしています。



高校での防災訓練におけるデモ


イベントのデモ後に見学者との記念写真

このページのトップへ▲